一般社団法人 防窮研究所

Institute of Poverty Prevention

お問い合わせ

防窮サミット2024開催報告

公開日: 2024-09-17

イベント日: 2024-08-23

防窮サミット2024開催報告

「防窮(ぼうきゅう)」をテーマにして、自分や大切な人を生活困窮から守れるようになるために、産官学民の関係者が初めて集った「防窮サミット2024」は2024年8月23日[金]に東京・代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。

冒頭、来賓として挨拶に立った一般社団法人グラミン日本の百野公裕理事長が、貧困解決の方法について具体的な数字を交えて紹介、また同じく来賓として登壇された埼玉県富士見市健康福祉部福祉政策課の渋川勉様からは、防窮に対する行政としての期待についてお話しを頂きました。

 サミットの第1部では6団体(proj-inclusive、一般社団法人防窮研究所、防窮研究会、一般社団法人行動アシストラボ、ライフリテラシー、大谷大学白取プロジェクト)から、防窮に関連する活動について報告があり、産官学民の幅広い経験から防窮という概念の重要性について再認識することが出来ました。

 第2部では10代の学生から60代の社会人を含めた幅広い年齢層の参加者が5つのグループに分かれてワークショップを行いました。防窮研究会が作成中のロジックモデルを参考にしながら、今後防窮を社会に浸透させるためにはどのような活動案が考えられるかをグループごとに意見を出し合い、提案をグルーピングしてグループで発表を行いました。特に学生からは若い世代への普及では時代に即したガジェットを利用した斬新なアイディアがあり、幅広い年齢層や職種でのディスカッションによって、防窮活動の未来への展望が創造できたと思います。

 防窮サミット2024は防窮研究所も主催団体として参加しました防窮サミット実行委員会が主催しました。実行委員会のメンバーは、それぞれ本業があるなか手弁当で準備作業を行いました。初めてのイベント開催で運営面では至らない点があったと思いますが、関係者がリアルに集うことにより活発な議論が生まれ、新しいアイディアが創出され、防窮を未来に繋げていけるきっかけになると感じました。

 今後も防窮に関して、関係者が一堂に会するイベントを開催していく意義は大きいと思いますので、引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

← TOPに戻る